DJのドラマ日記

ドラマ大好き男がドラマについて語るブログ

大河ドラマ60作目「青天を衝け」直前! 歴代大河ドラマ振り返りスペシャル!

こんばんは!
DJです!

いきなり長々したタイトルを並べましたが、要するに歴代大河ドラマのレビューです。
もちろん、私の見た範囲内ですが…(2010年以降)


NHKの関係者かって?


違います。
ただ大河ドラマ60作目にのっかただけですw
別に大河ドラマを盛り上げようとか、そういう意図はありません。
このブログは盛り上げていきたいけど。

取り敢えず、長々と話をしてもあれなので、レビューいきたいと思います!



2010年 「龍馬伝
本作以前もながら見していた大河ドラマはありましたが、全話真剣に見た大河は、これが初めてでした。
これは何と言ってもキャストが良かったです。坂本龍馬と言えば「JIN」の内野聖陽さんがハマリ役でしたが、本作の福山雅治さんもかなりハマリ役で、福山さんの新境地になったと(勝手に)思っています。
あと香川照之さんも素晴らしかったです。岩崎弥太郎の役でしたが、この男は無駄にプライドが高くて、龍馬たちとの衝突も多く、時には卑怯なまねをすることもしばしば。それでも憎めなかったのは、香川さんの力量ですね。
脚本に関しては、斬新な龍馬像だなと。今までのイメージを払拭しようとしているのが分かりました。でも、それが上手くいっていたかは微妙。なにしろ、龍馬の性格少し曖昧で…他のキャラクターもそうだったんですが、そのキャラクターの性格に反した行動をとっている登場人物が何人かいました。
演出はとても緊張感があり、良かったです。監督は大友哲史さんでしたが、台本を現場に持ち込むのを許さなかったとか…少し厳しいですが、そのおかげで役者たちの緊張感も高まり、硬派な作風になっていました。


2011年 「江~姫たちの戦国~」
もうこれは話にならない。
時代劇が全て堅苦しい必要はないけど、これはあまりにも薄っぺらすぎました。
脚本は田渕久美子さんらしいですが、本人が自ら「私は歴史を知らない」みたいなことをインタビューで言っていましたし、その時点でこのドラマは終わっていたんだなと、今更ながら思います。
さて、内容についてですが、コメディーかと思うほどの(もしかしたら田渕さんはコメディーと思って作っていたかもしれませんが…)ツッコミ所の多さ。江はどんな時でも重要な場面に必ず現れるし(そういえば当時どこでもドア使ってるとか騒ぎになってた)、江は大して何もしてないのにみんなから誉められるし(あの織田信長がなぜか一目置いていた)、江のセリフは子供並みに幼稚だし(時代劇なのに「やったー!」とか言ってる場面は笑った)…
って、江の悪口ばかりやんけ!と思われた方もいるかもしれませんが、とにかく本作は江の持ち上げ方が以上でした。「なつぞら」のなつみたいな感じです。
取り敢えず田渕さんはもう時代劇書くな。


2012年 「平清盛
当時はいろいろ言われましたし、視聴率も悪かったですが、そこまで酷い作品とは思いませんでした。
清盛を演じられた松山ケンイチさんが良かったです。武士の顔と僧侶の顔、二つの側面を見事に演じきっていました。従来の清盛イメージ「権力を乱用した悪い奴」ではなく、人間味溢れるキャラクターとしてイキイキしていました。
当時一番指摘されたであろう、演出に関してですが、確かに暗かったですね。薄っぺら大河「江」は、もちろん薄っぺらい映像でしたが、「平清盛」は、映像への拘りがかなり強かったです。当時の生々しい戦の様子を醸し出したかったのでしょう。まぁ、それが視聴率的には裏目に出てしまったわけですが…
個人的に驚いたのは脚本です。確か最終話直前ぐらいてま清盛が死んで、残りで平家滅亡までをしっかり書くんですよ。普通なら清盛が死んでいるので、そこら辺はナレーションで済ませるものですが、まぁ平家物語にも「盛者必衰の理を表す」という一文があるぐらいですから、そこはきちんと書きたかったのでしょうね。


2013年 「八重の桜」
前半好調、後半失速という、長期間ドラマでよくあるパターン。
前半はとても良くて、会津班の内情、思想などをとても丁寧に書いていて、綾瀬はるかさん演じられた新島八重の颯爽とした感じも良かったです。
でも、後半がなぁ~。明治維新後の日本を曖昧に書いていて、時折「えっ、何でそれがそうなるの?」みたいな箇所がいくつかありました。
でも、この作品はとても放送する意義のあった作品だと思います。
当時のプロデューサーによれば、2011年の東日本大震災の影響で、急遽東北舞台の作品になったそうです。そういう意味でとても志の高い作品だったと思いますし、きっと東北の被災された方々の心を鼓舞したと思います。
こういうしっかりとした理由があって作られたドラマは、作品の出来関係なく、心に響くものがありますね。


2014年 「軍師官兵衛
岡田准一さんが官兵衛役にピッタリでした。いやね、これは冗談抜きで良かったよ。最初はバカ殿・小寺政職に振り回される三枚目を演じていましたが、秀吉との出会いから徐々に進化。溢れんばかりの才能で秀吉を支える軍師をカッコ良く演じ、終盤では天下統一を目指そうとする欲望にまみれた男に変貌していましたからね。この使い分けは凄かった。
岡田さん以外のキャストも良かったです。柴田恭兵さん、江口洋介さん、竹中直人さん、寺尾聰さん…特に寺尾さんの何考えているか分からない家康は怖かったな~。竹中さんの秀コミカルな秀吉も見ていて面白かったです。
でもね、この作品の残念なところは、本作ならではの特徴が無いんですよ。「龍馬伝」は新時代的な演出、「江」はアホみたいな会話、「平清盛」はリアルな描写、「八重の桜」は会津班の精神と、それぞれ良くも悪くもやりたいことがあったと思うんです。でもこの作品は何をやりたかったのか、何を伝えたかったのかというのが、イマイチ伝わってきませんでした。
非常に惜しい作品。


2015年 「花燃ゆ」
放送事故。
本作を見ると「江」なんて全然マシ。
よくこんな作品放送できたなと思う。
そもそも、なんで吉田松陰の妹・文を主人公にしたのでしょうか?松陰は誰でも名前ぐらいは知ってるだろうけど、文の存在を知ってた人はいるのかな?松陰の研究家ぐらいじゃねぇ?まぁ、仮に誰も知らない人物を主人公にして、その人に隠された壮大なエピソードがあればいいんですよ。文にはそんなエピソードあった?
ないよね。ドラマを見る限りでは。
過去のアーカイブ調べてみると、「女性の躍動感を書きたい」とか、「若者の青春を書きたい」とか、いろいろ書いていたけど、女性は皆おにぎり握っていただけで躍動感なんて無かったし、そもそも時代の大きな流れより若者の青春を書くことに疑問。しかも若者の青春の話が全然面白くなかったから笑かすよね。
これ以下の大河が制作されませんように(逆に作れたら凄い)。


2016年 「真田丸
これはとても面白かった!
「花燃ゆ」はおにぎり握るだけの女性が集合したドラマでしたが、この作品は登場人物が皆イキイキしていました!
信繁役の堺雅人さん、信之役の大泉洋さん、昌幸役の草刈正雄さん、まつ役の木村佳乃さん、薫役の高畑淳子さん、とり役の草笛光子さん、家康役の内野聖陽さん、秀吉役の小日向文世さん、茶々役の竹内結子さん、三成役の山本耕史さん、そして個人的に一番推していたこう役の長野里美さん…
今思い返してみても、忘れられないキャラの目白押し!
これって、凄いことですよね?だって花燃ゆのキャラはほとんど忘れているよ。
脚本もとても完成度高くて、三谷幸喜さんは歴史をしっかり理解した上で、創作の話を挿入されているんだなと感じました。ちなみに、「江」は捏造の話を挿入していましたけどね。
歴史上では豊臣が徳川に負けることぐらい分かってるんだけど、「もしかしたら勝てるんじゃないか?」と視聴者に思わせた製作陣の熱意にはアッパレとしかも言いようないです。


2017年 「おんな城主 直虎
いや~、この作品は最後まで退屈だった。ホント退屈だった。
全然盛り上がる箇所がないんですよね。「花燃ゆ」でも薩長戦争とか(ほんの少し)盛り上がる回いくつかあったけど、これはずっと平坦だったな~。
登場人物も小野政次以外魅力的なキャラがいませんでした。菅田将暉さんも阿部サダヲさんも、本来の力を出しきれていなかったように感じます。
その中でもやはり政次役の高橋一生さんは良かったですね。敵か味方か分からないような雰囲気を漂わせていて、一見落ち着いてそうに見えるんだけど、実は裏では情熱がほとばしっていて…難しい役を器用にされていたと思います。
森下佳子さんの作品だけど、無かったことにしておこう…


2018年 「西郷どん
キャストはメチャクチャ良かった。
でも、脚本は酷かった。
いや、前半の物語は面白かったんですよ?西郷どんの情熱や、利通たちとの友情、斉彬の理想などがしっかり伝わってきましたから。でもね、島に行ってから全てが破綻したね。あそこでダラダラしすぎらから、その後もずっとダラダラしっぱなし。特に明治維新の話なんか、中園ミホさんは疲れていたのでしょうか、ほとんど政治の話を書かず、ひたすらつまらないホームドラマを書いていました。
そんな堕落した脚本をよそに、俳優陣は物凄い演技をしていました。
西郷どん鈴木亮平さんはピッタリでしたね。正直歴代の大河俳優と比べると、主役級とは言えないけど、鈴木さんでホントに良かったよ。あと、徳川慶喜役の松田翔太さんや、島津久光役の青木崇高さんも素晴らしい演技でした。


2019年 「いだてん~東京オリムピック噺~」
視聴率8%はいくらなんでも酷い。だって、ホントに面白かったんですよ、いだてん。
確かに、落語要素が必要かは中盤まで微妙だったし、時代が行き来したのも分かりにくかったです。でも、それ以上に製作陣の熱量が感じられました。ここまで熱量感じた大河は初めてです。
本作の良かった点は、「近代」という大河で馴染みのない時代を舞台にしたことです。やっぱり今までの大河と言えば戦国メイン、時々幕末といった感じで循環していたと思うんです。そんな中で昭和の時代まできっちり書いた本作はかなり貴重だと思います。
また、敗者の目線が多かったのも良かったです。もちろん前畑秀子や女子バレーが勝利する回も見ていて面白かったけど、現実は金栗四三を初めとした、敗者の方が多いわけですよね?本作はちゃんとそちらの目線からも書いていて、名もなき人たちも日々を懸命に生きていることを、しっかり伝えてくれていたと思います。
いだてん、最高じゃんねぇー!


2020年 「麒麟がくる
ついこの前終了した本作。スタート前は某女優が薬で逮捕されるし、放送始まったらコロナウイルスの襲来で2ヶ月中断、そして放送再開後視聴率低迷という不運な作品でした。
でも作品の質は上々で、明智光秀織田信長の暗殺者だった世間のイメージの払拭に成功し、さらに信長を染谷将太さんが演じられたことで、今までの怖い信長だけではない、人間味溢れる信長像を造り出すことにも成功したと思います。
でも、思ったより戦の場面が少なかったのが残念かな。でも、コロナウイルスで密になる撮影はできなかったでしょうから、これは配慮すべきことなのかもしれません。
最後の結末には驚きましたね。明智光秀生存説…まぁ、今までみたいに落武者に殺されて終了、とかでは面白くないので、これぐらい大胆な脚色もアリかな。
とにかく製作陣のみなさま、コロナのことがあったのにも関わらず、全話放送してくださり、ありがとうございました。



さぁ、私が見た大河ドラマに関してはいろいろ話をしてきましたが、いずれ過去の大河ドラマも見たいなと思っています。でも仮にDVD借りても50話も見る時間ないもんな~。

まぁ、取り敢えず明日から「青天を衝け」がスタートするので、それを楽しみに待ちたいと思います。


では!